施設で働く外国人職員とその指導者を対象とした研修を8~10月に開催しました。
今年度は、介護技術の研修を集合形式で2日間、日本語の研修をオンラインで4日間実施しました。
昨年度と比較して研修日程を増やしたことで、実技やグループワークの時間が長くなり、充実した研修となりました。
【実施結果(介護技術向上研修)】
■北部(福知山市)
・日程:8月7日(月)、9月6日(水) 9:30~16:15
・会場:市民交流プラザふくちやま
・参加者数:外国人職員20名、指導者5名(7事業所)
■南部(京都市)
・日程:8月30日(水)、9月20日(水) 9:30~16:15
・会場:ハートピア京都
・参加者数:外国人職員17名、指導者7名(7事業所)
【実施結果(日本語能力向上研修)】
・日程:9月25日(月)、9月26日(火)、10月4日(水)、10月5日(木) 14:00~16:00
・方法:オンライン(Zoom)
・参加者数:外国人職員30名(17事業所)
【研修内容(介護技術向上研修)】
- 介護の基本について
- 介護現場でのコミュニケーションについて
- 利用者を理解する力をつけよう
- 人間の自然な心身の動き(実技)について
【研修内容(日本語能力向上研修)】
- 文化紹介
- 敬語、オノマトペ
- 声掛け、申し送り1
- 記録、申し送り2
【指導者同士の意見交換】
振り返りの時間を使い、指導者同士で情報交換・意見交換を行いました。
■主な内容
- 技能実習の技能検定試験のサポートについて
- 法人内での研修の実施方法について(日本語レベル別の実施や日本人と一緒に研修を受講するか等)
- 漢字の使用、日本語の指導について
- 「分かりました」が口癖になっている外国人職員への対応について
- 人員体制、今後の採用計画について
- 外国人職員を受け入れてみて、感じる変化について
- 日常生活の支援について
【アンケートの声(外国人介護職員)】
- 他の外国人職員から刺激を受け、もっと日本語を勉強しなければならないと強く思った。
- とても良い研修でした。チャンスがあったら、もう一回参加したい。
- 学ぶことが多かった。グループワークでは、自分の考えを表現できた一日だった。
- 介護技術の研修が、仕事をする上で非常に役立つ内容だった。
- 他の外国人職員と介護の仕事について話し合うことが楽しかった。
【アンケートの声(指導者)】
- 車椅子やベットを使って実践でき、他の外国人の方との交流もできたのでとても良い実技だと思った。
- 日本人にも繰り返し行うべき研修だと思った。
- 外国人に指導するためには、改めて日本人が教えられるレベルにならないと感じた。
- 一緒に参加することで、実習生の理解度がわかり、今後の指導方法に関して気付きがあった。