施設で働く外国人職員とその指導者を対象とした研修を7月・8月に開催しました。
北部は8事業所35名、南部は15事業所48名の方にご参加いただきました(オンラインによる参加者、見学者含む。)
今回の研修では、異なる事業所、国籍の方同士でグループワーク・実技を行いましたが、お互いの国の文化について紹介し合ったり、介助方法について意見交換を行ったりと和やかな雰囲気でした。
【研修内容(1日目)】
■介護の基本について
- 介護の基本について学ぼう
■日本文化の理解について
- 日本文化の紹介
- 自国について
- 外国について
■生活、介護現場での日本語について
- 自分の要求を伝えよう(~したいこと・~してほしいこと)
- 利用者の伝言・要求を伝えよう(伝えよう・お願いしよう)
- 申し送り・記録の書き方
- 声掛け
- あいづち
- 日本語をレベルアップ!(オノマトペ、敬語)
【研修内容(2日目)】
■人間の自然な心身の動き(実技)について
- 人間の自然な動きを知ろう(ボディメカニクスの活用)
※特殊寝台を使った実技、ガウンテクニックの練習を行いました。
■介護現場でのコミュニケーションについて
- 介護現場でのコミュニケーションを学ぼう
【指導者同士の意見交換】
振り返りの時間を使い、指導者同士で情報交換・意見交換を行いました。
■主な内容
- 施設ではどのように勉強しているのか
- 言葉は、どの程度易しく言い換えているのか
- 利用者さんと外国人職員のコミュニケーションについて
- プライベートの支援は、どのようにしているか
- 日本語を理解してもらうために、行っている工夫は
- 介護技術はどのように指導しているか
- どのような業務を担当してもらっているか
【アンケートの声(外国人介護職員)】
・知らない言葉も出てきたけれど、先生が分かりやすく説明してくれた。
・「もっと日本語を勉強したい」という気持ちになった。
・利用者さんのことを考えて行動することの大切さを学んだ。
・他の国の人と一緒に勉強できて、本当に楽しかった。
【アンケートの声(指導者)】
・グループワークが楽しかった。
・指導時に気を付けるヒントを学ぶ事ができた。
・指導者同士で情報交換ができ、有意義な時間が過ごせた。
・言葉の説明方法が参考になった。今後の指導に活かしていきたい。